簡単には受けられないPCR検査(2022年3月10日号)

 保育園で陽性者出ても…

2月中旬、勤めている園の関係者に、新型コロナ陽性者が出ました。クラスの園児は濃厚接触者となり、保護者のお迎えを早めてもらい、週明けまで同僚の保育士と自宅待機になりました。

園では、その前の週から家族に発熱のある人もいて、検査結果待ちのための自宅待機で職員の数が減り、忙しく落ち着かない雰囲気でした(幸い彼女の結果は陰性でした)。

コロナに感染した当事者は、月曜日に体調が悪くなりましたが、すぐに検査してもらえず、木曜日にやっと結果がわかったということです。

今回、無症状の園児から感染した可能性もあります。本来なら、園全員がPCR検査を受けて感染の不安を取り除くことが、通常保育の早期再開につながるのではないかと思います。しかし、「保健所職員は過労死レベル」と報道されていましたし、保健所には期待ができません。

その後、濃厚接触者の同僚保育士は、園の手配により15分で結果のわかるPCR検査を受けられ、保育勤務に戻れたと、笑顔でした。園も必死に探したのだと思います。何もかも当事者の努力に委ねられていて、国の保健行政を当てにできないとはどういうことでしょう。

他方、保育園に預けている保護者も大変です。母子家庭も多く、同業の保育士さんや介護職の人もいます。特に母子家庭では、急な連絡で迎えに行き、自宅待機は仕事の都合をつけるのが大変だと思います。





案内表示のない無料検査


園の一件とは別に、産後の娘と孫に会いに行く前に、PCR検査を受けました。東京都の無料コロナ検査事業で、私の住む地域でも、2つの薬局で実施しています。

最初に行った薬局にはPCR検査キットは既になく、抗原検査のみ。それも週末にはなくなるかもと薬剤師さんが言っていました。もう1つの薬局に行ってみたらPCR検査が受けられてラッキーでしたが、その後に行った夫は、その日の分は終わりと言われ、抗原検査のみでした。

どちらも調剤薬局で、その場で検査を実施しますが、看板も案内もありません。私は市役所に問い合わせてから行ったので、薬剤師さんに直接聞いて、それとわかった次第。わざと宣伝していないのではないかと感じました。

ちなみに、陰性証明書の有効期間は、PCR検査3日間、抗原検査1日間。しかし、検査結果がメールで送られてきたのは2日後です。私が陰性を証明できるのは、翌日までとなりました。

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