国葬に抗う






9月27日、安倍元首相の国葬が行なわれた。国民の6割以上が反対する中での強行である。

岸田内閣は、国葬を国会での審議を経ずに閣議決定だけで決め、費用は予備費から支出。野党の臨時国会召集の要求にも応じず、16・6億円もの税金の使途を勝手に決めたのだ。この国葬そのものが、岸田政権による「アベ政治」継承の証明ではないか。

教育基本法の改悪、国家予算と権力の私物化、それらを隠蔽するための文書改ざん。三権分立を崩壊させ、共謀罪法・秘密保護法・安保関連法など、憲法違反の法律を次々と強行採決した。私たちは「アベ政治」を許していない。





この日、日比谷公園からのデモ行進には、ベビーカーの親子、若い女性、男子学生グループの姿もあった。新橋の東京電力本店前に差しかかると、「国葬反対!」のコールは「再稼働反対!」に変わった。全国各地でも抗議行動が続いた。

国葬を勝手に決め、原発再稼働どころか新増設まで言い出す乱暴な政治を、次世代に受け継がせないためには、どうしたら良いのだろうか。

1万5000人が集まった国会正門前の抗議集会では「私たちが不断の努力を怠ったら、ファシズムの道につながる」というスピーチもあった。一人ひとりの人権を尊び、軍事ではなく命とくらしのために税金を使う政治。憲法が、平和外交と私たちのくらしに生かされる政治に変えるため、声を上げ続けよう。改憲発議をさせず、戦争への道を止めるために、動き続けよう。


(2022年10月22日)


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